クレジットカードの還元率を徹底解説!効率良くポイントを貯める方法

クレジットカードの還元率を徹底解説!効率良くポイントを貯める方法

クレジットカードを選ぶポイントは人それぞれですが、「ポイント還元率」を重視している方は多くいます。

 

還元率が高ければ一度の利用で多くのポイントを獲得できます。効率よくポイントを貯めてうまく活用できればとてもお得になります。しかし、高還元率のクレジットカードでも、ポイントの付与条件がカードの利用方法と合っていないと最大限活用することはできません。

 

お得に、効率よくポイントを獲得するためにはクレジットカードのポイント還元率の仕組みを把握する必要があります。
クレジットカードの還元率の仕組みを解説するとともに、効率よくポイントを獲得するための方法を解説します。

 

目次

 

還元率の高いおすすめクレジットカード

クレジットカードで効率よく多くのポイントを獲得するにはまず高還元率のカードを所有しなければいけません。

 

おすすめの高還元率のクレジットカードを紹介します。

 

年会費 ポイント還元率 国際ブランド スマホ決済

電子マネー
(チャージ含む)

利用条件
三井住友カード(NL) 永年無料 0.5%~5.0%

・Visa
・Mastercard

・Apple Pay
・Google Pay
・楽天ペイ

・iD
・WAON

18歳以上
JCB CARD W 永年無料 1.0%~10.0% JCB

・Apple Pay
・Google Pay
・楽天ペイ

QUICPay 18歳以上39歳以下
イオンカードセレクト 永年無料 0.5%~2.5%

・Visa
・Mastercard
・JCB

・Apple Pay
・Google Pay
・楽天ペイ

・iD
・WAON

18歳以上
楽天カード 永年無料 1.0%~3.0%

・Visa
・Mastercard
・JCB
・American Express

・Apple Pay
・Google Pay
・楽天ペイ

楽天Edy 18歳以上
dカード 永年無料 1.0%~4.5%

・Visa
・Mastercard

Apple Pay

・iD
・楽天Edy

18歳以上
三菱UFJカード VIASOカード 永年無料 0.5%~1.0% Mastercard

・Apple Pay
・Google Pay
・楽天ペイ

・QUICPay
・楽天Edy

18歳以上

 

三井住友カード(NL)|特定店舗で利用するとポイント還元率が5.0%に!

ポイント名 Vポイント
ポイント還元率 0.5%~5.0%
ポイント価値 1ポイント1円
有効期限 24ヶ月
ポイント付与率 200円1ポイント
交換レート 1ポイント1円相当
交換可能ポイント Tポイント、楽天ポイント、Pontaポイント、dポイント、WAONポイントなど
交換可能マイル ANAマイル
ポイントモール ポイントUPモール、ココイコ!
ポイント特約店 セブン-イレブン、ローソン、マクドナルド、ドトールコーヒー、高島屋、ガスト、セイコーマートなど

 

三井住友カード(NL)のおすすめポイント

  • 対象のコンビニや飲食店でVisaのタッチ決済、Mastercard®のコンタクトレスで最大5%還元
  • さらに「家族ポイント」で最大10%の還元
  • Vポイントアッププログラムで最大15%還元

三井住友カード(NL)は2021年2月のリリース直後から非常に高く評価され、順調に発行枚数を増やしています。「NL」とは「ナンバーレス」の略で、カード上は番号が刻印されていません。そのため高いセキュリティ性を持ちます。

 

人気の高さはセキュリティ性の高さだけではありません。例えば、年会費永年無料のため所有するコストがかかりません。また、申し込みから最短5分でカード番号が発行されネットショッピングなどで利用可能になる審査スピードなども評価されるポイントです。

 

多くの評価ポイントを持つカードですが、ポイント(通常0.5%)の貯めやすさも強みの一つです。まず、対象のコンビニや飲食店でのVisaタッチ決済、Mastercard®コンタクトレスで最大5%が還元されます。

 

さらに、家族を登録し上記の店舗で利用すると通常のポイントに加え家族の人数分、最大5%のポイントが付与されます。合算すると合計10%の還元です。しかも、Vポイントアッププログラムを併用すると還元率は最大15%にアップします。

 

この他にも、学生を対象とした学生ポイントや、資産運用でポイントを貯められ利用できるなど様々なポイント獲得条件が用意されています。

 

JCB CARD W|基本還元率が1.0%の高還元率カード

ポイント名 Oki Dokiポイント
ポイント還元率 1.0%~10.0%
ポイント価値 1ポイント5円
有効期限 24ヶ月
ポイント付与率 1,000円2ポイント
交換レート 200ポイントで1,000ポイント(nanacoポイントの場合)
交換可能ポイント 楽天ポイント、Pontaポイント、dポイント、WAONポイントなど
交換可能マイル ANAマイル、JALマイル、スカイマイル
ポイントモール Oki Dokiランド
ポイント特約店 セブン-イレブン、スターバックスコーヒー、高島屋、出光興産系列店SS、AOKIなど

 

JCB CARD Wのおすすめポイント

  • 還元率が1.0%と高還元率。通常カードより常に2倍
  • JCBパートナー店で利用すると最大21倍
  • ポイントの活用方法が豊富

JCB CARD Wは日本発のクレジットカード国際ブランドであるJCBが直接発行するカード(プロパーカード)です。ステータスの高いプロパーカードながら年会費無料なので初心者でも気軽に所有できます。ナンバーレス、最短5分で発行可能な審査スピード、設定した金額を超えると使いすぎアラートが届くなど高い利便性を持ちます。

 

大きな強みの一つが還元率です。JCB一般カードの還元率が0.5%ですが、JCB CARD Wは常に1.0%と2倍の還元率になります。また、提携している「JCB ORIGINAL SERIESパートナー 」で利用するとさらに還元率が高くなります。

 

例えば、スターバックスで利用すると10倍の還元率となり、eGiftの購入では21倍のポイントが還元されます。また、Amazonやセブンイレブン、ローソンなどで利用するとポイント還元率は3倍です。

 

貯まったポイントが活用しやすいのも特徴の一つです。JCBカードでは利用するとOki Dokiポイントが付与されますが、豊富な使い道が用意されています。

  • Amazon.co.jpのショッピングで1ポイント3.5円分として利用可能
  • 1ポイントを3円としてカードの支払いに利用可能
  • スターバックスカードへ1ポイントを4円分に移行可能

ポイントの使い道の選択肢が多いとその分有効にポイントを使えます。

 

イオンカードセレクト|ポイント獲得のチャンスが多い

ポイント名 WAON POINT
ポイント還元率 0.5%~2.5%
ポイント価値 1ポイント1円
有効期限 24ヶ月
ポイント付与率 200円1ポイント
交換レート 1ポイント1円相当
交換可能ポイント dポイント、エムアイポイント
交換可能マイル JALマイル
ポイントモール イオンカードポイントモール
ポイント特約店 ミニストップ、イオン、ダイエー、マックスバリュ、コスモ石油、和民、JALなど

 

イオンカードセレクトのおすすめポイント

  • イオングループの対象店舗で利用すると還元率が2倍
  • 公共料金の支払いや給与振込口座指定でポイント付与
  • WAONのチャージでポイント還元される

イオンカードセレクトはイオングループでのショッピングの機会が多い方に非常におすすめのカードです。毎月20日・30日のお客様感謝デーで利用代金が5%OFFになり、イオン銀行の普通金利優遇などのサービスが用意されています。また、年間50万円以上の利用で特典や優待が充実し、しかも年会費無料のゴールドカードが発行されます。

 

常にイオングループを利用している方にとって、年間50万円の利用はそれほど高いハードルではないでしょう。ステータスが高く特典や優待が充実しているゴールドカードを無料で所有できるチャンスです。

 

イオングループの対象店舗で利用するとポイント還元率が2倍になり、WAONのオートチャージでもポイントが貯まります。

 

また、公共料金の支払い1件につき毎月5ポイント、イオン銀行を給与振込口座に指定すると毎月10ポイント付与されるなど、日々の生活でポイントを獲得できます。

 

常に新規会員向けにキャンペーンを実施しており、入会と利用でボーナスポイントをプレゼントしています。関心のある方はチェックしてください。

 

楽天カード|楽天ユーザーは効率的にポイントを貯められる

ポイント名 楽天ポイント
ポイント還元率 1.0%~3.0%
ポイント価値 1ポイント1円
有効期限 12ヶ月
ポイント付与率 100円1ポイント
交換レート 1ポイント1円相当
交換可能ポイント 楽天ポイント
交換可能マイル ANAマイル、JALマイル
ポイントモール 楽天市場
ポイント特約店 ファミリーマート、ENEOS

 

楽天カードのおすすめポイント

  • ポイント還元率1.0%の高還元率
  • 楽天グループの利用はポイントアッププログラムで還元率最大16倍にアップ
  • ポイント獲得キャンペーンが充実している

楽天カードは14年連続で顧客満足度1位とユーザーからの評価の高いカードです(2022年度日本版顧客満足度指数調査)。ポイント還元率が1.0%と高く設定されています。

 

元々高い還元率のカードですが、特に楽天ユーザーはザクザクとポイントが貯まります。通常のカード利用に加え、利用する際に少しのプロセスを加えるだけで還元率のアップとニ重取りが可能になるからです。

 

例えば、楽天Payへのチャージと支払いで還元率が1.5%にアップします。また、楽天ポイントカードが使用できる店舗で利用するとカードの提示と決済でポイントの二重取りができます。

 

さらにポイントアッププログラム、SPU(スーパーポイントアッププログラム)が充実しています。SPUでは楽天市場での利用でポイント還元率が3倍となり、条件を達成すれば還元率は最大16倍になります。

 

ポイントの使い勝手が良いのも強みで、加盟店や楽天グループ、楽天Edy、楽天Payなどで利用可能です。

 

新規会員や会員に対するキャンペーンを積極的に行っており、新規入会者のみならず会員を対象に様々な種類のキャンペーンを行っているので、期間中に利用すれば更にポイントが貯められます。

 

dカード|ドコモユーザーには相性のよいクレジットカード

ポイント名 dポイント
ポイント還元率 1.0%~4.5%
ポイント価値 1ポイント1円
有効期限 48ヶ月
ポイント付与率 100円1ポイント
交換レート 1ポイント1円相当
交換可能ポイント dポイント
交換可能マイル JALマイル
ポイントモール dカードポイントアップモール
ポイント特約店 ローソン、スターバックスコーヒー、ドトールコーヒー、高島屋、JAL、JTB、高島屋、ENEOS

 

dカードのおすすめポイント

  • 年会費無料でポイント還元率1%のためポイントを貯めやすい
  • d払いで効率良くポイントが貯まる
  • ドコモユーザーにお得な優待あり

dカードはNTTドコモが発行しているクレジットカードで、ドコモユーザーが所有するとお得なカードです。例えば、「最大1万円のケータイ補償」「ahamoユーザーへのボーナスパケット付与」といった特典を受けられます。

 

dカードは年会費無料にもかかわらずポイント還元率が1%と高く、さらに「dカード特約店」で利用すると通常より高い利率でポイントが還元されます。また、dカードポイントモールを経由してネットショッピングで利用すると最大10.5倍のポイントが還元されます。

 

d払いをdカードに紐づけると還元率が1.5%~2.0%となり、ポイントの二重取りが可能です。提携店舗で値引きなどの特典も受けられます。

 

dポイントの使い道も多彩で、加盟店のショッピングやiDへのキャッシュバック、d払いでの支払い、携帯電話料金の支払いにも利用できます。

 

三菱UFJカードVIASOカード|自動キャッシュバックでポイント期限切れなし

ポイント名 VIASOポイント
ポイント還元率 0.5%~1.0%
ポイント価値 1ポイント1円
有効期限 12ヶ月
ポイント付与率 1,000円で5ポイント
交換レート 1,000ポイントで1,000円相当
交換可能ポイント -
交換可能マイル -
ポイントモール POINT名人.com
ポイント特約店 -

 

三菱UFJカード VIASOカードのおすすめポイント

  • ポイントが自動キャッシュバックされる
  • 携帯電話、プロバイダ、ETCの支払いのポイント還元率が2倍
  • POINT名人.com経由で最大24倍のポイントを獲得できる

三菱UFJニコスが発行しているVIASOカードの年会費は本会員・家族会員ともに永年無料です。付帯保険が充実し、表面に情報が刻印されてないナンバーレスのためセキュリティ性が高く海外でも安心して使えます。

 

大きな特徴は「オートキャッシュバック機能」で、貯まったポイントが1ポイント1円で請求額に自動的に充当されます。いくらポイント還元率が高いカードでも有効期限が切れると失効します。しかし VIASOカードはポイントの有効期限を気にする必要がありません。

 

特定加盟店での利用で還元率がアップし、ETCや携帯電話、ネットプロバイダの支払いに指定するとポイントが2倍になります。また、三菱UFJニコスが提供するポイントモールサイト「POINT名人.com」でネットショッピングをすると還元率が上がります。

 

VIASOカードの通常の還元率は0.5%です(1,000円の利用で5ポイント付与)。しかしPOINT名人.comで商品を購入すると通常ポイントに加え店舗ごとに設定されたボーナスポイントが付与されます。

 

ボーナスポイントは1,000円ごとに最大120ポイントが付与され、24倍の還元率でポイントを貯められます。

 

クレジットカードのポイント還元率を徹底解説

ポイントを効率良く貯めるにはポイントと還元率の理解をおすすめします。クレジットカードのポイントと還元率が持つ特徴を解説します。

 

クレジットカードのポイントとは

クレジットカードの「ポイント」とは、カードの利用額によって応じてカード会社から利用者に付与されるものです。ポイントが一定数貯まるとカード会社からポイント数に応じた特典を受けられます。

 

ポイントの種類はクレジットカード会社によって異なります。また、各社ともに独自の「ポイントプログラム」を用意して利用者に対してポイントを付与しています。

 

クレジットカード会社はなぜポイントを付与するのか

クレジットカード会社が利用者にポイントを付与するのは、利用者に対するサービスの一環であり、利用者獲得の販促のためです。

 

利用代金の一部をポイントとして還元するとクレジットカード会社に儲けはないのでは?と疑問に感じる方もいるでしょう。しかしご安心ください。

 

クレジットカードで決済を行うと、まずカード会社が加盟店(ショップや施設など)に対して利用料金を立て替えて支払います。その後、加盟店は料金の2%~5%の手数料をカード会社に支払います。

 

この手数料がカード会社の利益となり、その一部をポイントとして利用者に還元します。利用者に付与するポイント相当額は手数料を超えません。そのため、利用者にポイントを付与してもカード会社の利益は確保できるのです。

 

ポイントはどこで使えるのか

貯まったポイントは様々な使いみちがあります。

  • 家電や食料品などの商品 と交換(カタログギフトが中心)
  • ギフトカードや商品券、割引券への交換
  • 利用料金の割引(dカードでは携帯電話の利用料金への充当が可能)
  • キャッシュバック(三菱UFJ VIASOカードでは貯まったポイントが自動的にキャッシュバック)
  • マイルへの交換
  • 共通ポイントへの交換(PontaカードやTポイントへの交換など)
  • 電子マネー、プリペイドカードへのチャージ、など

ポイントプログラムはカード会社によって異なります。ポイントプログラムをクレジットカードの選択肢のひとつにしてもいいかもしれません。

 

クレジットカードのポイント還元率とは?

ポイントの「還元率」とは、クレジットカードの利用金額によってポイントが還元される比率のことです。利用金額100円につき1ポイント付与されるカードがあれば、そのカードのポイント還元率は1%です。

 

クレジットカードのポイントの還元率は「1ポイントがいくらの価格か」で算出されます。

 

利用金額100円につき1ポイントのカードでも、1ポイント0.5円であればそのカードの還元率は0.5%になるのです。単に利用金額と付与されるポイントの比率だけで還元率を判断しないようにしましょう。

 

ポイント還元率の平均値

クレジットカードのポイント還元率の平均値は「0.5%」です。多くのカードのポイント還元率は200円で1ポイント貯まるように設定されています。

 

もし100円で1ポイント貯まるカードがあればポイント還元率の高いカードと言えます。この場合、還元率は1%です。

 

ポイント還元率と付与率の関係

ポイント重視でクレジットカードを選ぶのであれば、還元率だけではなく付与率にも注目してください。

 

「付与率」とは利用金額に応じて付与されるポイント数です。クレジットカードを100円利用して1ポイント付与されれば付与率は1%となります。

 

対して「還元率」は1ポイントの価格と利用金額との比率です。

 

例えば、100円につき1ポイント付与されるカードと500ポイントにつき1ポイントを付与するカードがあったとします。数字だけを見ると前者のほうが還元率が高く感じます。しかし、前者が1ポイントにつき1円で、後者が1ポイントにつき5円であれば、還元率はいずれも1%です。

 

単純な数値だけでなく、付与率と還元率の比率も考慮しながらカードを選ぶようにしましょう。

 

還元率2.0%や3.0%のカードはある?

クレジットカードの平均還元率が0.5%のため、2%や3%の高還元率のカードであれば非常に効率良くポイントが貯まります。

 

残念ながら基本還元率で2%や3%のクレジットカードは存在しませんが、特定の条件で利用すると還元率が上がるカードはいくつかあります

  • 三井住友カード(NL)は特定の店舗で利用すると還元率が最大5%に
  • JCB CARD Wはセブンイレブンやamazon.co.jpで利用すると還元率が2%に
  • 楽天カードは楽天市場で利用すると還元率が3%に

カードを選択する際には還元率が特定の条件で変化するかもしっかりと確認しましょう。

 

ポイントを効率的に貯める方法

ポイントを効率的に貯めるおすすめの方法は2つです。

  • 複数のクレジットカードを持っている人はできる限りカードを限定して利用する
  • 公共料金や携帯電話など固定費の支払いに指定する

複数のクレジットカードを利用する方はメインカードを決めてそのカードを頻繁に使うようにしましょう。せっかく還元率が高いクレジットカードを使っていても別々のカードにポイントが分散されてしまっては意味がありません。

 

メインカードを還元率の高いカードにしておけば使うたびにポイントが貯まってお得です。

 

また、固定費をカード払いにすれば毎月自然とポイントを獲得できます。ショッピングでクレジットカードを利用しなくてもポイントが貯まっていきます。

 

ポイント還元率でクレジットカードを選ぶ際の注意点

クレジットカードは単に「還元率が高い」だけでお得になるわけではありません。そのカードのポイントが持つ性格や特徴を理解しないと効率よくポイントを貯められず、ポイントを有効に活用できない可能性もあります。

 

ポイント還元率でクレジットカードを選ぶ際のコツを解説します。

 

ポイントの有効期限はどのくらいの期間なのか

ポイントは還元率だけではなく有効期限も確認してください。ほとんどのクレジットカードはポイントに有効期限を設定しています。有効期限内に利用しないとポイントが失効します。

 

特に、「新規入会と利用で数千ポイントをプレゼント!」などのキャンペーンを実施しているクレジットカードには要注意です。大抵の場合キャンペーンで獲得したポイントは有効期限が定められており入会後数か月以内で利用しないと失効します。

 

ちなみに、セゾンカードの「永久不滅ポイント」のように有効期限がないカードもあります。有効期限がないクレジットカードはそれだけで大きなメリットと言えるでしょう。

 

なお、ポイントはカードを解約すると失効するので、解約する際にはポイントの残数を必ず確認してください。

 

ポイントの付与単位

ポイントの付与条件はカードによって異なります。100円で1ポイント付与されるカードもあれば、1000円利用して10ポイント付与されるカードもあります。

 

このように、同じ還元率でも付与条件が異なるとカードの利用頻度や平均金額によって獲得できるポイント数も異なります。特にカードを長期継続すると獲得ポイントが大きく変化します。

 

どのような条件でポイントが獲得できるのか必ずチェックしましょう。

 

ポイントアップの条件

ほとんどのクレジットカードは利用する場所や頻度などの条件を満たせばポイント還元率が高くなります。ポイントアップの条件とクレジットカードの活用方法が合致していれば効率良くポイントが貯まるので事前に確認しましょう。

 

例えば、楽天カードの基本ポイント還元率は1.0%ですが、楽天グループでカード決済を行うと高い還元率でポイント獲得が可能になります。

  • 楽天市場の利用で1%プラス1倍の2倍のポイントを付与
  • 楽天市場アプリで利用すると3.5倍のポイントを付与
  • 楽天ポイント加盟店での利用で最大2倍のポイントを付与
  • 楽天トラベルの利用で最大2倍のポイントを付与、など

楽天関連のサービスをよく利用している方は非常に効率良くポイントが貯まります。

 

還元率の高いクレジットカードのデメリット

還元率が高いクレジットカードの中にはデメリットがあるものがあります。それは、支払いが自動的にリボ払いに設定されるカードです。

 

自動リボ払いのカードを利用していると一括払いができず、毎月利息込みで支払わなくてはならないため、ポイント還元率が高くても結果的に損をする可能性があります

 

クレジットカードのサービス内容は申し込む前にきちんと確認しましょう。

 

クレジットカードを還元率で選ぶ際にチェックすべき点

クレジットカードをポイント還元率で選ぶ際、単に還元率の高さだけで判断しないほうがよいとご理解いただけたでしょうか。

 

還元率と併せて確認すべき点を紹介します。

 

還元率と年会費との兼ね合い

クレジットカードの年会費は無料から数万円のものまでと様々です。還元率でクレジットカードを選ぶ際、年会費との兼ね合いは十分に考慮してください。

 

年会費が高額なクレジットカードは、一般的に還元率も高く設定されています。しかし、還元率が高くてもカードの利用頻度次第では、獲得するポイントより支払う年会費のほうが負担になるかもしれません。

 

還元率と利用目的が合致しているのかどうか

ほとんどのクレジットカードは特定の条件を満たすと還元率が上がります。

 

検討しているカードの特徴、特に、どうすればポイント還元率が上がり、それが利用目的と合っているかの確認は大切です。

 

そのカードの強みを最大限発揮できるように利用すればポイントが貯まりやすくなります。

 

条件別還元率の高いおすすめクレジットカード

クレジットカードの選択肢となる代表的な項目をピックアップし、その中でおすすめの高還元率のカードを紹介します。

 

カード選びの参考にしてください。

 

「年会費無料」でおすすめの高還元率カード

基本の還元率はどこも似たようなものですが、カードによっては特定の店やオンラインショップで利用すると還元率が上がったりボーナスポイントがもらえます。

 

楽天グループのサービスの利用は楽天カード、イオンをよく利用する人はイオンカードセレクトをおすすめします。いずれも年会費無料で、楽天グループやイオングループでの利用ボーナスポイントが付与されるためポイントが貯まりやすいカードです。

 

また、コンビニなどの少額の支払いにもカードを使う方には三井住友カード(NL)がおすすめです。還元率は0.5%と一般的ですが、大手コンビニやマクドナルドで非接触型決済を行うと還元率5%になります。

 

しかも付与されるVポイントは汎用性が高く他社のポイントやマイルにも交換できます。還元率の高さだけではなくポイントの使い勝手のよさもおすすめの理由です。

 

「Amazon.co.jp」でおすすめの高還元率カード

Amazon利用者はJCB CARD Wがおすすめです。

 

Amazonは公式カードを発行していますが、プライム会員以外は1.5%(プライム会員は2%)のポイント還元率です。一方でJCB CARD WはAmazonで利用するとポイントの還元率が2%です。

 

プライム会員以外はJCB CARD Wのほうが還元率は高く、しかも貯めたポイントはAmazonで利用可能です。

 

「Visa」でおすすめの高還元率カード

世界でクレジットカードのシェアNO1のブランドはVISAです。VISAの加盟店は多く、日本のみならず海外でも幅広く活用できます。

 

そんなVISAにおすすめのカードは、楽天カード、dカードです。還元率が高い上に加盟店や提携店で提示するだけでポイントが貯まります。

 

「海外利用」でおすすめの高還元率カード

海外での利用におすすめなのは三井住友カード(NL)です。理由は還元率の高さに加えセキュリティ性が高いからです。

 

治安の良くない国ではカード不正利用のリスクが日本より高くなります。三井住友カード(NL)は、カードの裏表に番号が印字されていないのでカード情報を読み取られるリスクがありません。

 

また、一般カードではないもののJCBゴールドも海外利用におすすめです。海外の加盟店で利用すると2倍のポイントが付与されますし、付帯する保険も手厚いのでトラブルが起こった時にも安心です。

 

「ゴールドカード」でおすすめの高還元率カード

ゴールドカードは審査基準が厳しく、年会費が高くコストがかかりますがポイント還元率が高くポイントが貯めやすくなります。おすすめは三井住友カードゴールド(NL)と、dカードゴールドです。

 

三井住友カードゴールド(NL)は、対象店舗の非接触型決済でポイント還元率が10倍になります。また、dカードゴールドはドコモやドコモ光の利用料金の1,000円ごとに税抜き価格の10%のポイントが付与されます。

 

dカードゴールドは、家族カードも同等の還元率と付与条件です。家族でドコモを利用している方が家族カードで支払い設定をすると非常に効率よくポイントが貯められます。

 

ポイント還元率のよくある質問

おすすめの共通ポイントはなに?

共通ポイントとは複数の提携店舗で利用できるポイントです。
おすすめはTポイント・Pontaポイント・楽天ポイントです。いずれも規模が大きく使える店舗・サービスが多いので効率良くポイントが貯まり、幅広く使えます。

 

高還元率を狙う目的でクレジットカードを使い分けた方がいい?

クレジットカードを複数所持するメリットに、各カードの異なる強みを活かせる点があります。ポイント重視の方は、常に還元率が高いカードをメインに、特典や独自サービスを持つカードをサブで利用しましょう。

 

家族カードのポイントはどうなるの?

家族カードで発生するポイントは基本的に本会員に付与されます。しかし中には各自でポイントを管理できるものや共有できるものもあります。家族カードの利用を考えている方は獲得したポイントがどのように扱われるか確認したほうがよいでしょう。

 

ポイント付与の対象金額が税込と税抜きでどのように変わる?

ポイントが付与される対象の価格が「税抜き」の場合「税込」より還元率が低くなります。例えば、1%の還元率のカードで10,000円(消費税1,000円)の商品を購入した場合、以下のようになります。

  • 税込ポイント還元は110ポイント(対象が11,000円)
  • 税抜きポイント還元は100ポイント(対象が10,000円)

ポイントでクレジットカードを選ぶ際、対象が消費税を含むかどうかは必ず確認してください。